JT893 梅樹透鐔

無銘:林二代重光

鉄地変わり形 丸耳 江戸時代前期

78.1mm×76.3mm×耳4.4mm(切羽台5.2mm)

上製桐箱入落込済

「林」として保存刀装具鑑定書付

¥280,000

 

Shigemitsu Hayashi the second. Design of plum tree.

Early Edo period.

NBTHK hozon paper as "Hayashi". 

林重光は、名工又七の倅として​寛文七年(1667)に生まれて延享元年(1744)に没しています。制作時期は元禄から享保の頃で江戸文化が花開いた時代と重なっています。「肥後金工録」には「概ね初代の掟に依るとはいえども至って雅趣あり。ゆえに精密の作ものは寧ろ乏し」とあり、又七や藤八とは違った、やや歪みのある味わい深い作品を作りました。この鐔は、変わり形でその中に梅の樹を透かしています。左回りの輪郭に沿って梅樹と、しなやかな枝を表現し三輪の花といくつかの蕾を透かしています。櫃穴は透かしの図に溶け込む印象で自由度があり、このような感覚は又七や藤八にはなく、重光独特の個性です。緻密で輝きのある林家独特の鉄は黒味を帯びて魅力的で、保存状態も最上です。

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