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PH32 秋小禽
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田中案山子
絹本肉筆彩色 竹軸 生ぶ三段本表装 桐共箱
画:1277mm×414mm 表装2189mm×566mm (軸先含まず)
¥240,000
Anzanshi Tanaka.
1906〜1970
田中案山子は、明治39年に東京の青梅市に生まれました。
大正11年頃田中以知庵に師事し、昭和4年院展に初入選しました。昭和10年までに5回院展に入選し、7年日本美術院院友となりました。昭和12年日本美術院を脱退し、新興美術院を結成して創立同人となりました。昭和16年に大東南宗院が設立されると第1回展で委員、第2回展より審査員を務めました。戦後の昭和30年からは日本橋三越での個展を主な作品発表の場にしていました。画題は、郷愁を誘う、田舎の風景、旅路、山村や海辺の風景などでした。この絵は、万年竹に雀が留まっているところを描いたもので、いつもの風景の絵とは違っています。画力を感じさせる描き方ではないのですが、実直な筆さばきで、色彩豊かに、しかも丁寧に描写していて温かみのある仕上がりとなっています。案山子の個性が現れた作品です。












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