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PH153 梅竹鳩図
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松林桂月
紙本肉筆彩色 唐木軸 生ぶ一段丸表装 桐共箱
画:1389mm×397mm 表装2007mm×517mm (軸先含まず)
¥250,000
Keigetsu Matsubayashi.
1876〜1963
松林桂月は、山口県萩の出身で、上京後に野口幽谷に師事しました。渡辺崋山や椿椿山の流れを汲みながらも、近代的な遠近法を取り入れた写生を基に、独特の構図、筆致と技法を開拓して新しい南画の世界を築きました。昭和19年(1944)に帝室技芸員になっています。この絵は、梅と笹のある庭に鳩が訪れて石の止まった様を描いています。まだ季節は寒いのでしょうか、鳩は羽毛を膨らませています。笹や梅をモノトーンで描き、鳩は鮮やかな色彩を用いていて息使いや温かな生命感が感じられます。筆致と画法は桂月独特で個性豊かな花鳥画になっています。このような空気感と世界観は桂月の絵画に対する哲学を感じさせます。
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