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PH147 一路功名図
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田中以知庵
絹本肉筆彩色 牙軸 生ぶ三段本表装 桐共箱
画:385mm×446mm 表装1330mm×585mm (軸先含まず)
¥170,000
Ichian Tanaka.
1893〜1958
田中以知庵は、本名は兼次郎で、東京の深川に生まれて大正から昭和にかけて活躍した画家です。明治42年16歳で松本楓湖の門人となり、またその間に禅の研究もしています。活躍の舞台は院展、日展、春陽会や日本南画院などでした。小禽類を好んで描き、中でも蛙を得意としていたことから、「蛙の以知庵さん」と呼び親しまれていました。この絵はまさに蛙が虫を見つけて飛びかかろうとしている瞬間を描いたものです。簡単に素早く描いているにもかかわらず、蛙と虫の微妙な距離、伝わってくる緊張感は素晴らしく、以知庵の並々ならぬ画力を証明しています。
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