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PH035 雪中竹図

 

 

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松林桂月

絹本肉筆墨淡彩 牙軸 生ぶ二段丸表装 桐共箱たとう

画:1292mm×270mm 表装2077mm×291mm (軸先含まず)

¥220,000

 

Keigetsu Matsubayashi. 

1876〜1963

 

松林桂月は、山口県萩の出身で、上京後に野口幽谷に師事しました。渡辺崋山や椿椿山の流れを汲みながらも、近代的な遠近法を取り入れた写生を基に、独特の構図、筆致と技法を開拓して新しい南画の世界を築きました。昭和19年(1944)に帝室技芸員になっています。この絵は、笹に積もった雪と物音に驚いて飛び立とうとする雀を描いています。竹は濃い墨で、余白を淡い墨で描き積もった雪は絹の生地色を残して表現しています。それらのモノトーンと対比するように雀には淡い色彩を掛けて象徴的に仕上げています。一瞬の時間と冬の空気感が見事に表現されています。このように時間と空気を感じさせる画法は桂月の得意とするところで、絵の中に大きな世界観と哲学が感じられる秀逸な作品です。

松林桂月掛軸, kakejiku
松林桂月掛軸, kakejiku
松林桂月掛軸, kakejiku
松林桂月掛軸, kakejiku
松林桂月掛軸, kakejiku
松林桂月掛軸, kakejiku
松林桂月掛軸, kakejiku
松林桂月掛軸, kakejiku
松林桂月掛軸, kakejiku
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