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PG4 墨江僑居図

 

岡田半江

紙本肉筆墨彩 牙軸 生ぶ二段丸表装 渡辺華石桐識箱 

画:1334mm×445mm 表装2091mm×593mm (軸先含まず)

¥220,000

 

Hanko Okada

1782〜1846

 

 

岡田半江は、天明二年(1782)生まれで弘化二年(1846)に没した江戸後期の文人画家です。有名な文人画家の岡田米山人の子で、大阪で生まれて家業の米屋を営みながら伊勢藤堂藩の大阪蔵屋敷にも出仕しています。頼山陽、篠崎小竹、田能村竹田や大塩平八郎とも親交がありました。若いときから絵を描いていましたが、晩年の天保頃から才能が開花し、数々の名作を生み出しました。

半江は、大塩平八郎の乱で家が消失した後、住吉浜に移住して画業に専念しました。この絵の題は、「墨江僑居図」で、大阪の郊外にある墨江の地で仮住まいをしているという意味で、まさに晩年の作品です。墨の濃淡を巧みに使い、住吉浜の様子や落雁の情景を詩情豊かに描いています。その柔和な筆致や気負いのない構図は、観る者を豊かな気持ちにしてくれます。

また、桐箱には、渡辺崋山の次男である小華の門人で後に渡辺家を継いだ画家、華石の長文の書付があり、大変、貴重です。

岡田半江の掛軸
岡田半江の掛軸
岡田半江の掛軸, 墨江僑居図
岡田半江の掛軸, 墨江僑居図
岡田半江の掛軸, 墨江僑居図
岡田半江の掛軸, 墨江僑居図
岡田半江の掛軸, 墨江僑居図
岡田半江の掛軸, 墨江僑居図
岡田半江の掛軸, 墨江僑居図
岡田半江の掛軸, 墨江僑居図
岡田半江の掛軸, 墨江僑居図
岡田半江の掛軸, 墨江僑居図
岡田半江の掛軸, 墨江僑居図
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