PB7 渓山宿雪図

 

川合玉堂

絹本肉筆墨彩 牙軸 生ぶ三段本表装 桐共箱 桐外箱付

画:260mm×403mm 軸:1215mm×600mm(軸先含まず)

 

¥1,200,000

 

Gyokudo Kawai 

1873〜1957 

 

川合玉堂は、横山大観と並んで日本を代表する画家です。明治6年、愛知県一宮市生まれ。始めは京都で幸野楳嶺門下となりました。明治29年、23歳のとき上京して橋本雅邦に師事しました。大正4年からは東京美術学校日本画科教授を勤め、昭和15年には文化勲章を受章。昭和19年の大戦中に、かねてより頻繁に写生に訪れていた東京都西多摩郡三田村に疎開しました。同地の自然を愛する玉堂は戦後もそのまま定住し、昭和32年に没しました。玉堂は、日本の四季の山河と、そこで生きる人たちの姿や自然を、美しい墨線と彩色で描くことを得意としました。

この絵は、昭和22年に直江津(現在の上越市)の丸山某氏の依頼で、直江津郊外から描いた越後富士と呼ばれる妙高山が描かれています。冬の山村風景を描いた叙情豊かな作品で、玉堂の暖かな眼差しと的確な描写力を窺うことができます。絵には少しのシミがありますが、軸本体や箱の保存状態も良好で描かれた当時のままです。