top of page

JT1462 二引松皮菱雁金透鐔

 

NEW

無銘:古正阿弥透

鉄地丸形 角耳 室町時代後期

80.3mm×79.8mm×耳5.3mm(切羽台3.5mm)

上製桐箱入落込済

「尾張」として保存刀装具鑑定書付

 

¥360,000

 

Ko-Shoami. Design of Hikiryo, Sangaibishi and wild goose.

Late Muromachi period

NBTHK Hozon Tosogu Certificate as “Owari”

 

古正阿弥の透鐔は、六代将軍足利義政の時代にはすでに存在していたと思われます。おそらく義政の好みで、将軍の傍に控えていた阿弥衆である正阿弥が最初に鉄の透鐔を作り、それに誘発されて京透が出現したと考えられます。丸形が一般的ですが、八つ木瓜のような優雅な形は、江戸期には肥後金工である林家や西垣家に引き継がれ発展していきました。この鐔は、丸形角耳中低で、黒くて艶のある鉄色であることから、NBTHKの保存証書は「尾張」としています。しかし、尾張鐔にはこのような円対称となった動きのあるデザインは稀であり、ていねいな透かしからも古正阿弥の作品であると思われます。透かしは繊細で雅であり、左右の櫃穴がやや丸くおおらかで、細かな槌目であることから、室町時代後期の後藤乗真の時代の製作と思われます。奥ゆかしい鉄色、優雅で整った透かしは魅力的で、この時代の古正阿弥の代表的な作品です。

古正阿弥透鐔, Sukashi tsuba
古正阿弥透鐔, Sukashi tsuba
古正阿弥透鐔, Sukashi tsuba
古正��阿弥透鐔, Sukashi tsuba
古正阿弥透鐔, Sukashi tsuba
bottom of page