gallery陽 々y ouyou

JT1435 糸巻雁金透鐔

 

NEW

無銘：京透

鉄地木瓜形　丸耳　桃山時代

91.2mm×85.6mm×耳5.2mm（切羽台4.5mm）

上製桐箱入落込済

「京透」として保存刀装具鑑定書付

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¥280,000

 

Kyo. Design of thread roll and wild goose.

Momoyama period

NBTHK Hozon Tosogu Certificate as “Kyo sukashi”. 

 

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京透は、六代将軍足利義政の時代にはすでに存在していたことが、寛政七年(1795)の「本邦刀剣考」に記されています。京透かしと言えば、一般的には菖蒲八ツ橋、将軍草や梅樹などの雅なデザインを思い起こしますが、初期のものは、尾張鐔のように左右シンメトリでやや薄く、細い半月形の櫃穴のあるものでした。このようなデザインは絵風なものと平行して以後も踏襲され、京らしく細やかで貴族的な雰囲気のものになっていきました。

この鐔は、京透としては定番の、糸巻に雁金を散らしたデザインです。おおらかなゆとりがあり、透かしは繊細で、雁金には動きがあり、楽しい雰囲気を醸し出しています。かなり大振りで、鉄色もまずまずで保存状態も良く、魅力的で楽しめる作品です。