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JT1327 梅樹透鐔
NEW
無銘:赤坂四代忠時
鉄地変り形 丸耳 江戸時代前期
78.7mm×76.2mm×耳5.7mm(切羽台5.9mm)
上製桐箱入落込済
「無銘 赤坂」として保存刀装具鑑定書付
¥280,000
Akasaka Tadatoki the 4th. Design of plum tree.
Early Edo period
NBTHK Hozon Tosogu Certificate as “Mumei Akasaka”
赤坂鐔は、新興都市であった江戸で、出身が尾張とも京ともいわれる忠正兄弟が制作を始めたことから始まりました。初二代の忠正の時代はまだ桃山の気風が残り、槌目仕立てに焼き手をかけた武張ったものでしたが、三代忠虎の元禄時代以降は、時代の要求もあり、平を磨地にした優しい雰囲気の鐔が作られるようになりました。また、四代忠時からは当時、斬新で評価の高かった肥後鐔の写しも作るようになりました。この鐔は、変り形の中に開花した梅の木を透かしています。形もデザインも肥後の林家のデザインを用いていますが、厚めで中高の造り込みは赤坂の特徴で、さらに、華やかで迫力のある造形にしていて、肥後とは全く異なった印象にしています。これは、まさに忠時の個性であり、このような作風の在銘作も多く存在しています。透かしはていねいで、バランスも良く堂々としています。いずれにしても鉄味が良く、厚さもあり、四代の傑作です。
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