JT1036若葉五輪塔透鐔
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無銘:古刀匠
鉄地丸形 丸耳 室町時代初期
87.2mm×88.2mm×耳3.0mm(切羽台 3.2mm)
上製桐箱入落込済
「刀匠」として特別保存刀装具鑑定書付
¥550,000
Ko-Tosho. Design of new leaves and a Gorintō pagoda.
Early Muromachi period. 14C.
NBTHK Tokubetsu Hozon Tosogu Certificate as “Toshō”.
刀匠鐔は、古い時代に刀匠が一刀を鍛えたときに添えたものが起源と言われ、この名称が付きました。かつては秋山久作翁が600年の星霜を経たものもあると言われましたが、近年は室町中期頃とされていました。しかし、笹野大行氏が「刀装具の起源」の中で「伴中納言絵巻」に出てくる下僕が腰に指している打刀に付けられていたものとして、起源は平安時代末期からのものと推定されました。この鐔は、右側に若葉、左側には五輪塔を透かしています。若葉は新しい生命の誕生を、五輪塔は墓標であり、死を意味していることから、仏教の死生観である輪廻転生を表しています。いかにも武士の腰に相応しいテーマです。透かしは大胆であるばかりか、形が優雅であり、しかも緊張感があります。また、鉄の錆色は潤いと輝きがあり、やや厚手ですが時代を感じさせ、室町初期を下らない時代感があります。無櫃であるのも好ましく得難い名作です。また、「古刀匠鐔」と「刀匠鐔」については、本来は、笹野大行氏が、透鐔の発祥である古い「刀匠鐔」と幕末に流行した、刀工である直胤や次郎太郎直勝などの信家写しの鐔と区別するための名称でしたが、刀剣保存協会は、やや厚みのあるものや保存程度の良好な「古刀匠」を「刀匠」の名称を付けて鑑定するようです。




