JT1138 糸巻図鐔

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無銘:三代志水甚吾永次

鉄地長丸形銀布目象嵌真鍮象嵌 丸耳 江戸時代中期

71.9mm×66.7mm×耳2.9mm(切羽台3.4mm)

上製桐箱入落込済

「無銘甚吾」として保存刀装具鑑定書付

¥180,000

 

Jingo Shimizu the third. Design of bobbin and thread.

Middle Edo period.

NBTHK Hozon paper as “Mumei Jingo”

 

​志水三代甚吾は永次と名乗り、元禄四年(1691)生まれで、江戸時代中期に八代で活躍しました。永次は二代勘四郎の門人でもありました。志水家は鐔工としては五代まで続き、各代が名工として名を残しています。三代は名工の誉が高く人望もあり、地域の名主もしていました。この鐔は志水の伝統である土手耳の仕立で、四角い糸巻を中心に大きく描いています。糸巻と土手耳の間には同心円状の毛彫を施し、その上には銀の布目象嵌を擦り剥がして味わいを持たせています。裏面は平らにして大胆な槌目を付け、周りには糸を真鍮の線象嵌で表現しています。このような糸巻の図は志水や西垣に見かけますが、裏面に糸を表現したものは珍しく、表裏で図柄が完結していて工夫があります。鉄色や保存状態も良く、三代の甚吾の個性がうかがえる魅力ある鐔です。

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