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JT1126 星透鐔
NEW
無銘:古刀匠
鉄地丸形 丸耳 鎌倉時代後期
85.8mm×85.6mm×耳2.4mm(切羽台 2.8mm)
上製桐箱入落込済
「古刀匠」として保存刀装具鑑定書付
¥460,000
Ko-Tosho. Design of stars.
Late Kamakura period. 14C
NBTHK Hozon Tosogu Certificate as “Ko-tosho”.
刀匠鐔は、古い時代に刀匠が一刀を鍛えたときに添えたものが起源と言われ、この名称が付きました。かつては秋山久作翁が600年の星霜を経たものもあると言われましたが、戦後は室町中期頃に始まるとされていました。しかし、笹野大行氏が「刀装具の起源」の中で「伴中納言絵巻」に出てくる下僕が腰に指している打刀に付けられていたものとして、平安時代末期からのものであると定義をされました。この鐔は、鐔全体に大小の丸、楕円と茸のような形を透かしています。透かされた丸は味わいのある形で、絶妙な配置で構成されています。しかも雰囲気は柔らかく、無限の空間をも感じさせます。まさに抽象表現であり、まるで、自然体の現代美術を観るようです。かなり薄手で、艶のある鉄の黒錆には時代感があり、「刀装具の起源」で紹介されている鎌倉時代の鐔と同じ作風と雰囲気を持っています。無櫃であるのも好ましく、しかもやや大きめで、希少な名品です。





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