JT1041 雨龍図鐔

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無銘:志水二代甚五

鉄地泥障形銀布目象嵌 丸耳 江戸時代中期

73.3mm×70.2mm×耳2.3mm(切羽台4.5mm)

上製桐箱入落込済

「甚吾」として保存刀装具鑑定書付

 ¥200,000

Jingo Shimizu the 2nd. Design of rain dragon.

Middle Edo period.

NBTHK hozon paper as “Jingo”

 

志水家は、平田彦三の甥であった初代仁兵衛に始まり五代目の茂永で金工としての終焉を迎えています。二代は、甚五郎と名乗り、元和六年(1620)生まれで、宝永七年(1710)に没しています。91歳の長寿で作品も比較的多く残されています。この鐔は泥障形でそれほど高くはない土手耳に仕立て、その土手耳に沿うように雲と雨龍が薄肉で彫られ、銀の布目象嵌が施されています。雨龍は抽象化され、甚五独特の表情に仕上げられています。裏面は腕抜穴を水滴に見立てたせいか、同心円状の波紋が同じく銀の布目象嵌で表現されています。このような作風は志水家では二代と三代にあり、鑑定は困難ですが、これは、茎穴が鏨で荒々しく仕上げられていることと、表裏を全く異なった図にすることは江戸初期の図取りであることから、二代の作品であると思われます。柔らかで味わいのある鐔で二代甚五の個性を感じさる名作です。

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