JT40 備前茶入
桃山 17C
80mm×75mm
桐箱入
¥120,000
Tea caddy. Bizen ware.
備前焼は中世からの伝統的な焼締陶で、日常の用具を生産していました。しかし、桃山時代に村田珠光によって提唱された侘茶の流行を契機に、「冷え枯れた」備前や信楽の窯も茶器を焼造するようになりました。これはなだらかな肩を持った小壺で茶入として焼かれたものです。明るい火色のふっくらとした胴体や口辺は、これが小さな器であることを忘れさせます。底部には「下」とも読める窯印が施されています。