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JT401 雲龍図鐔
無銘:志水五代甚吾茂永
鉄地八つ木瓜形金銀布目象嵌赤銅覆輪 丸耳 江戸末期
78.4mm×78.2mm×耳3.3mm(切羽台3.7mm)
上製桐箱入落込済
「平田・志水」(伊藤満著)所載
¥340,000
Jingo Shigenaga Shimizu, the fifth.
Design of dragon with cloud.
Late Edo period.
Published in "WORKS OF HIRATA・SHIMIZU" by Mitsuru Ito.
「平田・志水」の解説には、「整った形の八つ木瓜、左右の櫃穴、ゆるやかに切羽台から耳にかけて薄くする肉置きは実に格調が高い。龍の顔つき、肢体と雲は狩野派のようで、絵画的に描かれている。・・」とあります。
五代茂永の龍の顔つきにはいろいろなものがあり、これと同様な顔つきの龍が描かれた在銘の鐔も存在しています。無銘ですが茎穴上下に開けられた特徴的な丸い穴も五代に見られるものです。赤銅覆輪は時代があり、当初からのものであると考えられます。いずれにしろ、五代甚吾の一作風がわかる貴重な鐔です。
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