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PC015 渓間釣客
NEW
田中案山子
絹本肉筆彩色 骨軸 生ぶ三段本表装 桐共箱
画:1312mm×413mm 軸:2149mm×543mm(軸先含まず)
¥180,000
Anzannshi Tanaka
1906〜1965
田中案山子は、明治39年に東京都青梅市に生れました。田中以知庵に師事し、院展に出品し、同展に入選すること8回に及んで院友となりました。また帝展にも出品しています。昭和12年に日本美術院を脱退し、元院友12名とで新興美術院を結成し、その創立同人となりました。昭和16年小室翠雲らの南画家によって設立された大東南宗院の審査員も勤めています。戦後、再興新興美術院同人でしたが、三越本店における個展を主な発表の場とし開催18回に及んでいます。昭和45年5月に世田谷区の自宅で死去しました。この作品は、盛夏のころの渓流での釣り人を、鮮やかな色彩と個性豊かなタッチで描いています。まだ早い朝の、霧の湿った質感、川の流れはまるで音が聞こえてくるようです。案山子は印象が軽めの小品が多いのですが、このように力の入った作品は貴重です。












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