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JT422 吹寄桜図鐔
無銘:二代西垣勘四郎
鉄地長丸形銀布目象嵌 丸肉 江戸中期
80.2mm×75.5mm耳2.7mm (切羽台)4.8mm
上製桐箱入落込済
「西垣」(伊藤満著)所載
¥380,000
Kanshiro Nishigaki the second.
Design of cherry blossoms.
Middle Edo period.
Published in "WORKS OF NISHIGAKI" by Mitsuru Ito.
「西垣」の解説には、「穏やかであるが、隙のない長丸形で、あまり盛り上げずに土手耳を作っている。地面には表に八つ、裏に7つの桜を配している。花弁に銀の布目象嵌を施しているが、擦り剥がして味をつけている。鉄の色はまるで林派のようで、明るい印象の名鐔である。」とあります。
土手耳に作った肥後鐔は西垣派と志水派の独壇場です。この鐔は又七に見間違えるほどの清凉な鉄を用いて、それとは対照的な味わいのある吹寄桜を表現していて作者の高度な美意識が伺われます。
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