JT958 龍図鐔

 

無銘:志水五代甚吾茂永

鉄地木瓜形布目象嵌 丸耳 江戸時代後期

81.5mm×76.3mm×耳3.8mm(切羽台4.1mm)

上製桐箱入落込済

「甚吾」として保存刀装具鑑定書付

 

¥220,000

Jingo Shimizu the fifth. Design of dragon.

Late Edo period.

NBTHK hozon paper as "Jingo". 

 

志水家は、平田彦三の甥であった初代仁兵衛に始まり五代目の茂永で金工としての終焉を迎えています。五代茂永は、生年は不明ですが、没年が嘉永七年(1854)であることから、神吉深信とは同世代の金工であったと思われます。当時は熊本のみならず、江戸でも甚吾風のものが流行っていたことから一世を風靡していたことが伺えます。これは茂永の功績であり当時は高く評価されていたことがわかります。この鐔は、整った木瓜形の中に、宝珠形の両穴で、一段低く楕円の窓を作りその中に龍を描いています。このような様式は志水家の作品にまま見受けられますが、林風の美麗な鉄の磨地で鐔を作るのは茂永ただ一人であり、無銘ですが茂永と鑑定することができます。茂永は茎穴の上下に特徴的な穴を開けますが、70歳以降はそのような穴がなくなり、一般的な茎穴の形状になります。このことから、この鐔は70歳以降の作品であることがわかります。この鐔は穏やかな肉置きで窓絵の龍は奇抜な造形で動きがあり眼光も鋭く、訴えてくるものがあります。窓の外や耳の銀布目象嵌は緻密で色合いも良く一目で名工による作品であることがわかります。

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