JT940 繭透鐔

 

 

無銘:甲冑師

鉄地木瓜形 打返耳 桃山時代

89.9mm×85.0mm×耳5.5mm(切羽台2.2mm)

上製桐箱入落込済

「明珍」として保存刀装具鑑定書付

¥130,000

 

Kachushi. Design of cocoon.

Momoyama period

NBTHK hozon paper as "Miyochin"

 

「甲冑師」の名称は、甲冑に付属する具足の籠手などに、まま施された小透かしと感覚が似ているということから付けられました。明治の鐔鑑定の大家である秋山久作翁の押形集にはすでに「甲冑師」の名称が見られます。さらに笹野大行先生が、耳を加工している鐔で、江戸期以降の甲冑工の鐔と区別してそれ以前のものを「古甲冑師」と名付けられました。この鐔はかなり薄手で打返耳に仕立てたもので、その木瓜の形は信家鐔を思わせることから、文禄慶長頃のもので古甲冑師としては最後の年代に入るものと思われます。正確に仕立てられた平地に3つの繭が左右に透かされています。図柄は点対称になっていることから、正阿弥の影響が見て取れます。鉄の錆色には輝きがあり端正で格調高く、さらに桃山時代の進取の気風が感じられる好ましい鐔です。

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                              刀装具・肥後鐔  専門店

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