JT886 菊蔦唐草透鐔
無銘:京透
鉄地丸形 丸耳 桃山時代
84.9mm×84.6mm×耳4.8mm(切羽台4.9mm)
上製桐箱入落込済
保存刀装具鑑定書付
¥180,000
Kyo. Design of chrysanthemum, ivy and arabesque .
Momoyama period
NBTHK
典型的な京透かしの鐔です。左右の櫃穴が広いことから桃山時代以降の制作であると思われます。また、左右のデザインが異なっていることは、高台寺蒔絵の意匠を連想させ、豊臣秀吉の時代、文禄慶長あたりの制作ではないでしょうか。隙がなくしかも優雅な透かしは優れた工人の手によるもので、大きさもあり、鉄味が好ましいことや耳には塊状の鉄骨があり、鉄鐔の魅力溢れた名作です。


