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JT1364 虫喰鷹羽透鐔
NEW
無銘:神吉深信
鉄地長丸形 丸耳 江戸時代末期
76.9mm×74.4mm×耳4.8mm(切羽台5.3mm)
上製桐箱入落込済
「無銘深信」として保存刀装具鑑定書付
¥360,000
Fukanobu Kamiyoshi. Design of hawk feather.
Late Edo period. 19c
NBTHK Hozon Tosogu Certificate as “Mumei Fukanobu”.
細川家の小倉時代からの家臣であった神吉家は、正忠が藩命により林三代藤八の門人となり、林の技法を相伝して栄えました。深信は正忠の子息として天明六年(1786)に生まれて嘉永四年(1851)に66歳で没しています。「肥後金工録」はそっけない記述ですが、数多く残る作品から、気品のある個性と優れた感覚の持ち主であったことがわかります。この鐔は長丸形の中に、矢羽に使う鷹の羽を5枚、透かしています。この図は「神吉鐔絵本」に載っているもので、林家には見られないことから、神吉家のオリジナルの図であると思われます。やや艶を抑えたキメの細かな鉄、整った形、動きのある構図で、謹直な透かしの中にも柔らかみがあり、深信の個性が横溢しています。茎穴上下に、深信の刻印がわずかに残っているのも貴重です。






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