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JT131 土筆図鐔
無銘:志水五代甚吾茂永
鉄地お多福木瓜形素銅据文真鍮象嵌 丸耳 江戸末期
79.8mm×75.4mm×耳4.5mm(切羽台) 5.4mm
上製桐箱入落込済
¥320,000
Jingo Shigenaga Shimizu the fifth. Design of field horsetail.
Late Edo period.
志水家五代甚吾は文化10年生まれで嘉永7年に没しています。神吉深信とは同世代で、ライバルであったと思われます。五代甚吾の門人は多く、熊本の坪井町でも、神吉家以外は甚吾風の鐔を作っていましたので、当時の肥後では深信よりも高名であったことが伺えます。この鐔は切羽台と耳際の間の肉を落として変化を付け、立体感のある土筆を生き生きと表現しています。後ろ側にある草は真鍮の細い線にして遠近感を出しています。無銘ですが茎穴上下に開けられた特徴的な丸い穴が五代の作品であることを証明しています。



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