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JT1302 杜若透鐔
NEW
無銘:京透
鉄地丸形 角耳 室町時代後期
84.2mm×83.5mm×耳5.3mm(切羽台5.2mm)
上製桐箱入落込済
「京透」として保存刀装具鑑定書付
¥200,000
Kyo. Design of iris.
Late Muromachi period
NBTHK Hozon Tosogu Certificate as “Kyo sukashi”.
京透は、六代将軍足利義政の時代にはすでに存在していたことが、寛政七年(1795)の「本邦刀剣考」に記されています。京透かしと言えば、一般的には菖蒲八ツ橋、将軍草や梅樹などの雅な構図を思い起こしますが、初期のものは、尾張鐔のように左右シンメトリでやや薄く、細い半月形の櫃穴のあるものでした。この鐔は京透としては最も安定した時期のデザインで、鐔全体に群生している杜若を透かしています。透かしは繊細で構図は優雅であり、京透かしの素晴らしさを実感させてくれる鐔です。平地は槌目仕立てで黒々とした輝くような艶のある鉄色です。桃山時代に近い、室町時代末期の永禄から元亀頃の制作と思われます。構図も良く、楽しめる作品です。





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