top of page

JT1173 蜘蛛巣透鐔

 

NEW

無銘:尾張

鉄地丸形 角耳小肉 室町時代末期

82.9mm×82.6mm×耳4.9mm(切羽台4.4mm)

上製桐箱入落込済

「尾張」として保存刀装具鑑定書付

¥280,000

 

Owari. Design of spiderweb.

Late Muromachi period

NBTHK Hozon Tosogu Certificate as “Owari”

 

 

​尾張透という名称は古くにはなく、近世になってから、秋山久作翁が透鐔を整理分類した折に名付けられました。実際に尾張で作られたかどうかはわかりませんが、焼き手の手法や鉄骨が、尾張出身の山吉兵衛、法安や貞廣に似ているためにその前身と考えられました。室町時代の尾張透の特徴は、鉄地丸形で中低、角耳小肉で、主に左右シンメトリの大胆な透かしで鉄骨の入った槌目仕立てです。この鐔は、まさにそういった尾張の伝統を伝えています。黒く艶のある鉄地の全体に、蜘蛛の巣を、ていねいに透かしています。耳や平地には槌目と鉄骨が観察できます。蜘蛛は、知恵を使って自分より大きな獲物を獲ることから、「知勇」の図として好まれました。

尾張鐔, Owari tsuba
尾張鐔, Owari tsuba
尾張鐔, Owari tsuba
尾張鐔, Owari tsuba
尾張鐔, Owari tsuba
bottom of page