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JT1157 波千鳥和歌図鐔 

NEW

銘:一真刀

鉄地撫角形 打返耳 江戸時代末期

70.4mm×64.9mm×耳4.6mm(切羽台4.1mm)

上製桐箱入落込済

「和田一真」として特別保存刀装具鑑定書付

¥460,000

 

Wada Ishin. Design of plovers, waves and poems. 

Late Edo period.

NBTHK Tokubetsu Hozon paper as “Wada Ishin”

 

和田一真は、文化十一年(1814)、京都に生まれ、初めは後藤家の下職である藤木久兵衛の門で学びました。後にその素質を見込まれ幕末の名工、後藤一乗の弟子になり一真の名を許されました。高弟の一人であり、医者でもあったと言われています。明治十五年(1882)に68歳で没しています。この鐔は、鉄を撫角形で味わいのある打ち返し耳にし、表面を一乗と同じマットな風合いに仕立てています。銀の平象嵌で千鳥、毛彫で波を、金の砂子象嵌で波の泡粒を表現しています。表裏の上側には達者な鏨使いで和歌を彫っています。すべてが控えめで格調が高く、一乗と何ら変わりのない余韻のある仕上がりです。保存状態も完璧で愛蔵に足る名作です。

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