JT1120 鶯宿梅透鐔

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無銘:二代林 重光

鉄地変わり形 丸耳 江戸時代前期

79.4mm×78.1mm×耳5.2mm(切羽台4.2mm)

上製桐箱入落込済

「伝重光」として保存刀装具鑑定書付

¥380,000

 

Shigemitsu Hayashi, the second. Design of plum tree with a bush warbler.

Early Edo period.

NBTHK Hozon paper as “Den Shigemitsu”

 

林重光は、名工又七の倅として​寛文七年(1667)に生まれて延享元年(1744)に没しています。制作時期は元禄から享保の頃で江戸文化が花咲いた時代と重なっています。「肥後金工録」には「概ね初代の掟に依るとはいえども至って雅趣あり。ゆえに精密の作ものは寧ろ乏し」とあり、又七や藤八とは違った、やや歪みのある味わい深い作品を作りました。この鐔は、肥後独特の変わり形の中に梅樹を描き枝には鶯が止まる鶯宿梅という図を透かしています。輝きのある鉄は、ややサックリとした質感で平地には動きがあり、これだけでも重光と鑑定できるものです。画面の右上の、眼の行く所に小さな鶯を配置し、抽象化した梅樹には花が一輪だけ開花し、あとは蕾のままです。構図もさることながら、春の訪れの期待感をうまくまとめています。重光の個性が横溢した傑出した名品です。

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