JT1100 笠卍桜花透鐔

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無銘:古甲冑師

鉄地丸形桶底耳 丸耳 南北朝時代

81.6mm  81.4mm  耳:7.2mm ( 切羽台:2.0mm)

上製桐箱入落込済

「古甲冑師」として保存刀装具鑑定書付

¥360,000

 

Ko-Kachushi. Design of women’s hut, swastika and cherry blossoms.

Nanbokucho period

NBTHK Hozon paper as "Ko-kachushi". 

 

「甲冑師」の名称は、甲冑に付属する具足の籠手などに、まま施された小透かしと感覚が似ているということから付けられました。明治の鐔鑑定の大家である秋山久作翁の押形集にはすでに「甲冑師」の名称が見られます。さらに笹野大行先生が耳を加工している鐔で、明珍などの江戸期以降の甲冑工が制作した鐔と区別して「古甲冑師」と名付けられました。これは市女笠、卍文、桜花、瓢箪や水滴が一面に透かされた華やかなものです。この鐔のような桶底耳の形式は古いものに限られ、また細い小柄櫃は、図柄を避けていて当初のものであり、薄い造りの小柄を使っていた室町初期より古いことを証明しています。また、茎穴を広げたときに、強度を考えて桜花の透かしに素銅が入れられたものと思われます。鉄色が良く保存状態抜群の鐔で、古甲冑師としてはやや小さめですが、地面いっぱいに文様を透かしたにぎやかな鐔で、得難い名作です。

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