JT1059 蕨手透鐔

無銘:尾張

鉄地丸形 角耳小肉 室町時代末期

78.3mm×78.1mm×耳5.2mm(切羽台4.5mm)

上製桐箱入落込済

「尾張」として保存刀装具鑑定書付

 

商談中

 

Owari. Design of bracken.

Late Muromachi period.

NBTHK hozon paper as "Owari". 

 

秋山久作翁は、「地透物の内、武人の目よりして 尾張物に優る物 有る事なし」と述べられ、尾張透を最も珍重されました。また透鐔の泰斗である笹野大行氏も「尾張は地透鐔の鑑賞の最後に行き着く究極のもの」と解説をされています。尾張鐔の起原は京透と同じ六代将軍足利義政の時代である永享頃(1440)にはすでに存在していたと思われています。室町時代のものは槌目に焼き手をかけた左右対称の図でしたが、桃山時代にはやや絵風なものも登場してきます。この鐔は、六つの蕨手を向かい合った紋章のように透かし、耳から切羽台にかけて肉を落とした仕立で、伝統的な尾張の特徴と雰囲気を持っています。軽く焼き手をかけた仕上げで耳には緩やかな鉄骨が観察できます。輝きのある黒い鉄色は男性的で力強く、透かしは優雅で室町から桃山にかけての制作であると思われます。格調高い仕上がりで、透鐔の王者の風格を備えています。

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                              刀装具・肥後鐔  専門店

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