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JT0112 菊花置縄図鐔
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無銘:二代志水甚五郎作
鉄地木瓜形真鍮線象嵌 丸耳 江戸中期
83.7mm×73.8mm×耳4.3mm(切羽台3.2mm)
上製桐箱入落込済
「無銘甚五」として保存刀装具鑑定書付
¥380,000
Jingo Shimizu the 2nd. Design of chrysanthemum and rope.
Middle Edo period
NBTHK Hozon Tosogu Certificate as “Mumei Jingo”.
志水二代甚五は、元和六年(1620)の生まれで宝永七年(1710)に91歳で没したことが志水家に残された位牌から判明しています。初代の仁兵衛とは55年間、共に生活したことから、最初は初代の影響を強く受けていましたが、やがて初代とは違った、やや優しく整った個性を発揮した作品を作るようになりました。残された作品はすべて無銘です。この鐔は、平地は焼き手をかけて味わい深い鉄にし、木瓜形の土手耳中に菊花を彫り、その土手耳には真鍮線を編んだ縄が象嵌されています。又七の置縄のデザインの影響でしょうか。形もデザインも初代には見られないもので、二代の個性が発揮された晩年の作品であると思われます。とろけるような艶と味わいのある鉄色、柔らかな仕上がりは大変、魅力的です。





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