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JT490 左右大透雷文図鐔
無銘:中根平八郎作
鉄地丸形銀象嵌 角耳小肉 江戸後期
83.5mm×83.0mm×耳2.5mm(切羽台4.2mm)
上製桐箱入落込済
「林・神吉」(伊藤満著)所載
¥320,000
Heihachiro Nakane. Design of thunder.
Late Edo period.
Published in "WORKS OF HAYASHI & KAMIYOSHI" by Mitsuru Ito.
「林・神吉」の解説では、「これは、普段のものより、ほんの少し小さいが、形は同じである。平地に縦の鑢がなく磨地で、耳際の雷象嵌も大きく、しかも繋がっている。硬さがなくしかも張りのあるもので堂々としている。中根平八郎の傑出した一枚である。」とあります。
中根平八郎は幕末の人で、細川藩の侍であり、鐔の制作は余暇に行っていました。神吉深信に、まったく同じ形の鐔が存在するので、深信の門人と思われます。中根平八郎の作品は、すべてが端正で几帳面な仕事であり現在も評価が高い。



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