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JM8 烈勢頬

無銘

鉄錆地 江戸初期

248mm×178mm×奥行121mm

 

売却済

 

Resei armor’s half mask. No sign.                           

Middle Edo period

 

烈勢頬とは武張った面頬で髭のあるものを指すと言われていますが、正しくは、歯を見せて相手を威嚇するような表情の面頬のことです。このような歯を見せた烈勢頬のほとんどには髭があるのですが、これは当初から髭のない珍しいものです。また、よく見かける烈勢頬は、同じ表情の量産品ですが、これはオリジナルの表情で、しかも錆色に時代勘があり、皺や表情も古調で頬には緒便金(おだよりがね)も付けられています。これらのことから、おそらくは桃山江戸初期の制作であると思われます。付けられた歯は真鍮製で汗抜き穴も大きく開けられています。垂は当世風の金小札板物毛引きで紺糸威です。

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