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JM7 翁頬

無銘

鉄錆地 江戸中期

222mm×210mm×奥行168mm

 

​売却済

 

Old man armor’s half mask. No sign.                           

Middle Edo period

 

皺が多く鼻がやや垂れ下がり、髭が長く、顎が突き出て耳が大きな面頬を「翁頬」と呼んでいます。これは翁か福禄寿を表現したもので、江戸中期以降の吉祥の考え方が反映されています。この面頬の造形は素晴らしく、皺は簡素化された太く力強い線で表現し、格調が高く、頬と顎のラインや口元の表情は、熟練の甲冑師の高い技量を証明しています。保存状態も抜群で、鍛え抜かれた鉄の錆色には緻密で輝きがあります。垂は当世風の板物素懸で紺糸威です。

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